アフタ性口内炎で献血を断られる？

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アフタ性口内炎で献血を断られることがあると言ったら、驚く方も多いことでしょう。

特に、いつもアフタ性口内炎に悩まされている方が、良かれと思って献血に行ったら断られた・・・って、ちょっと納得いきませんよね？

「せっかく献血しようと思ったのに！」と、悲しい気持ちになる方もいるかも知れません。

ここでは、アフタ性口内炎で献血を断られるケースについてご説明します。

アフタ性口内炎になった方が献血を断られることがある理由は、どこにあるのでしょうか？

一見、何の関係もないように思える「アフタ性口内炎」と「献血」の関係性。

実際のところは、アフタ性口内炎があると献血を断られてしまうことがあります。

アフタ性口内炎は、口内の皮膚粘膜の炎症で、いわば口内の潰瘍といっても過言ではありません。

皮膚や口内に傷がある場合、そこから細菌が血液中に入り込む可能性があることから献血を断られるケースがあるのです。

出血を伴う歯科治療や歯石除去を3日以内に受けた方や、半年以内にピアスや入れ墨をされた方が原則として献血を断られているのはそのためです。

そして、アフタ性口内炎が多発している場合は、ウィルス性の口内炎である可能性も考えられます。

たとえば、単純ヘルペスI型などウィルスが存在している可能性もあるのです。

健常者であれば、大きな体調不良を招くことはありませんが、献血を必要とする重篤な患者にとって「ウィルス」は大問題です。

そもそもアフタ性口内炎は、身体の免疫力が低下している際に発症しやすく、すべての人がもっているとされる常在菌が繁殖した際に起きる症状です。

免疫力が落ちた状態で血液を人に与えてしまうと、身体にも大きな負担がかかるのは明らかです。

そのため、アフタ性口内炎ができてしまった自身のためにも、免疫力が落ちている状態での献血は控えた方が賢明です。

アフタ性口内炎の人が献血を断られる理由は、お分かりいただけたと思います。

献血は人の命をつなぐ、とても尊い行為です。

しかし、その尊い行為をする側の人間としても、確実に安全な血液を提供（献血）するということに対しては、義務があると言えるでしょう。

アフタ性口内炎ができているかどうかを確認することも、献血に対して関係することです。

日本赤十字社のホームページ上で「献血にお越しいただく前に」という項目にも、「口内炎・ヘルペスができている場合」は献血をご遠慮いただいておりますと記載されています。

まずは、アフタ性口内炎を完治させることによって、健康な血液を「献血」できるように体調を整えてください。

提供者は、献血のルールと責任を守り、献血に臨むようにしましょう。

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