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アフタ性口内炎は鉄分不足で出来るってホント?
アフタ性口内炎が鉄分不足によって起きるというのを聞いたことはありませんか?
鉄分不足というと、真っ先に思い浮かぶのが「立ちくらみ」や「めまい」などを引き起こす「貧血」だと思います。
なので、アフタ性口内炎と鉄分にはあまり関連性がないように思われがちです。
ただ、鉄分不足は、その他にも多くの症状や病気を引き起こすと言われています。
アフタ性口内炎の原因はさまざまですが、その中でも特に原因になり得る有力なものが鉄分の不足と言われているのです。
ここでは、アフタ性口内炎と鉄分の関係についてご説明します。
アフタ性口内炎が鉄分不足でできると言われる理由は?
アフタ性口内炎が「鉄分不足」によってできると言われる理由は、何でしょうか?
それは、鉄分が、細胞の新陳代謝や免疫機能に影響をおよぼす「ヘモグロビン」を作り出しているからです。
まず、鉄分が不足すると、前述した「貧血」などの症状を引き起こすことはご存知かと思います。
血液中のヘモグロビンという物質は、体中に酸素を運ぶ血液の働きを助けてくれています。
このヘモグロビン濃度が低くなると、酸素がうまく体中に運ばれなくなり、酸欠状態になってしまい、それが貧血となって現れるのです。
つまり、貧血は血液中のヘモグロビン濃度が低下しているという現れなのです。
ヘモグロビンが少なくなると、貧血以外にも、細胞の新陳代謝や免疫機能にも影響が出てきます。
細胞の新陳代謝がうまく行われないと、傷が治りにくくなりますし、免疫機能が低下すると細菌などに感染しやすくなります。
アフタ性口内炎は、口腔内などにできた傷へ細菌が感染しアフタ(潰瘍)となるものです。
鉄分が摂取できていれば免疫力も低下せずに、細菌にも感染するリスクも低くなります。
そのため、アフタ性口内炎の予防には、鉄分を摂取することが大切なのです。
アフタ性口内炎の予防に摂る鉄分は2種類?
アフタ性口内炎の予防のために、効率よく鉄分を摂取する場合、意識すべきポイントがあります。
それが「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」という、2種類の鉄分です。
レバーや卵黄、しじみなどの動物性食品に多く含まれるのが「ヘム鉄」です。
一方、ホウレンソウや小松菜、焼き海苔やひじきなどの植物性食品に多く含まれているのが「非ヘム鉄」です。
この2種類の鉄分のうち「ヘム鉄」は15〜25%の鉄分の吸収率なのですが、非ヘム鉄は5%とかなりの差があります。
アフタ性口内炎の予防のために摂取するなら、やはり吸収率の良いヘム鉄を選んだ方が効率も良いです。
とはいえ、栄養のバランスを考えると、ヘム鉄ばかり摂取するのもあまりよくありません。
日本人の食生活の場合は、非ヘム鉄の方が摂取しやすい傾向にあります。
日常的に鉄分を摂取するにはバランスも大切です。
なので、ヘム鉄を多く含むと言われる食品を意識して摂りながら、非ヘム鉄を含む食品も合わせて摂るようにメニューの組み立てを行うと良いでしょう。
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